分類 | 楯手目マナマコ科 |
---|---|
主な漁法 | 引っ掛け漁、潜水漁 |
旬 | 冬 |
主な料理 | 酢の物、このわた(内臓の塩辛) |
■冬が旬のナマコ漁は、主に箱メガネで海中を覗きながら竿の先に ついた掛け針で引っ掛けて取る漁法と潜水漁で行なわれています。
赤ナマコ、青ナマコ、黒ナマコの3つのタイプがあるが、 それぞれ別種とする説と同一種の色彩変異だとする説など、様々な研様々な研究結果が報告されています。
体色が赤褐色で、外洋性の岩礁や磯場に生息しています。 青ナマコに比べて市場では高値で取引されています。
体色が暗緑色で、内湾性の砂泥底に生息しています。 赤ナマコと同様に、多くは生食用として出回ります。
体色が黒色で、内湾性の砂泥底に生息しています。 主に干しナマコに加工され、近年は中国への輸出が増えています。
生食が一般的で、紅葉おろしと三杯酢やポン酢で酢の物(ナマコ酢) として食されることが多く、
コリコリとした食感は古くから日本人 に親しまれています。
黒ナマコは黒い見た目のせいか生食としての 価値は低く、干しナマコ(イリコ、キンコ)に加工され、
近年、高 級中華食材としての需要が高まっています。
ナマコの内臓を塩辛にした「このわた」は
ウニ・からすみと並んで 日本三大珍味のひとつとされています。
また、卵巣を塩漬けにして 干したものは「くちこ、ばちこ、ほしこ、このこ」などと呼ばれ、 高級珍味となります。